● CASE.01

社長直轄の専門部署を設置
月1回のマネジメント会議を通じて
品質管理活動の進捗をチェック

case01
● INTERVIEW

株式会社タケイ
代表取締役社長 蒔田雄二さま

Q: 株式会社タケイでは、栄養機能食品・栄養補助食品などの企画・製造・卸販売を手がけていらっしゃいます。まずは髙澤品質管理研究所とのお取引が始まったいきさつをお聞かせください。

蒔田 : 髙澤さんとのお付き合いは2000年代の初めからです。もともとは弊社が企画、製造する商品に対して、納入先から髙澤品質管理研究所で工場点検するようにとの指定があり、受け入れたのがきっかけでした。その後、社内であるトラブルが起きた際、高澤さんのことが頭に浮かび連絡を取りました。

髙澤 : ご連絡をいただいたのは日曜の夜のことでしたね。最初にタケイ様が取り扱っている商品を製造している工場へ点検に伺った際の評価報告書の中に、アレルゲンのコンタミネーションが起きないように記入しておいた助言が蒔田社長の目に留まったそうです。それで、トラブルが発生したときに私のことが頭に浮かんだとお聞きしています。

蒔田それ以来、責任を持って商品を製造、流通させていくには、会社としてどのような管理体制を敷くべきか、アドバイスを求めるようになりました。
Q: なるほど。その後はどのような対策を取ったのでしょうか。

蒔田 : 髙澤さんから品質管理はトップダウンで取り組まなければならない課題も多いと助言を受け、社内に品質管理の専門部署を社長直轄で設けました。そして、クレーム対応、衛生管理、検査、食品表示、人材育成の各項目について事業計画を立て、毎月、弊社と髙澤品質管理研究所のスタッフがマネジメント会議を開いて、達成度合いを確認したり、新たな課題について話し合ったりしながら、品質管理レベルを維持、向上させています。多岐にわたる問題に、一つ一つ専門的な見地から応えてくれて、弊社の規模、レベルに合わせて提案してくれるので随分と改善が進んだと思います。

髙澤 : 私の目から見ても、大変素晴らしい取り組みができていると思います。例えば、品質管理業務の中では、何か問題が起きたときの事後対応の検証を続けているのですが、その結果、問題が起きる前にリスクを予知し、事故に先駆けて防止策を導入するといった具合に、リスクに対する感度がすごく高まってきたと感じています。

蒔田 : 最近ではアレルゲンの検査を非常にリーズナブルな価格で、スピーディーに行ってくれた点が助かりました。アレルゲンは健康被害につながる重要な問題です。今まではメーカー側から提供される情報に頼るしかありませんでしたが、流通させる弊社も責任のある立場であり、しっかりと検査していただくことで、より安心して卸せるようになりました。
また、人材育成面でも弊社スタッフが食品表示に関する資格を取得したり、HACCPの導入・指導に関する資格を取得したりするなど、専門性が着実にアップしています。
Q: 今後の取り組みについてお聞かせください。

蒔田 : 品質管理にかかわる仕事に、ここまでやれば十分という上限はありません。髙澤さんをはじめ、スタッフの皆さんのサポートのおかげで、弊社の品質管理レベルも随分と向上していますので、これからも引き続き、安全安心を高めていく取り組みに力を入れていきたいと思っています。

髙澤 : 私たちにとっても、タケイ様とのお取引を通じて、流通について勉強させていただけるので、大変ありがたく思っています。また、消費者の皆様に安全安心な商品をお届けするお手伝いをできることは大きな喜びとなっています。今後も有意義な提案をしてまいりますので、ぜひよろしくお願いいたします。


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http://www.takei-s.co.jp/
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